初心者俳優厨があれこれ考えたこと

映像系俳優厨が考えたことを書くブログです。

推しが聖人だった話 前編

明けましておめでとうございます。

気が付いたら年を越し、2月になり、立春を迎えておりました。

バレンタインは何か送りたいのですが食べ物は受け付けてくれないよな~

 

さて、本題に入ります。

 

推しがイベントに出るというので行きました。

監督と推しが来るという映画上映のオマケイベントだったのですが推しを間近で見たいという理由で最前列を取る。結構恥ずかしい。と思ったら同担も同じことしてて笑いました。似たもの同担。

映画本編も最前列なのでスクリーンとの角度に首を痛めながらでしたが楽しめました~!推しの人柄の良さとか暖かさとかがじんわり滲み出ていて心が浄化される。監督は推しの和やかな雰囲気を活かせるような役を用意してくれていて、感謝感激です。美しい世界。主演の方も可愛い。

 

上映後のイベントでは質問コーナーがあって、お客さんがする質問に監督(と推し)が答えてくれることに。まあ当然映画の内容への質問が相次ぎますので監督ばっかり答える事態になってしまったわけです。

その時私は「推しに質問するか否か?」でめちゃくちゃ悩んでおりました。緊張で心臓バクバクしているし口からっからだし顔は多分真っ赤だし他のお客さんの質問に監督がなんて答えたのかも全然頭に入って来ないし同担行ってくれ頼むと思うも発言は無いし監督は「折角推しさんが来ているから推しさんに対する質問もしてね」と言ってくださっているけれど質問するなら本編に関係のある質問しなきゃとも思うんですが焦って何も湧いてこない。何見てたんだ私、しっかりしろ。

「キモヲタがビビってるのマジウケるw」な状況ですが、許してください。推しには接触イベントがこれっぽっちも無いんです。自分にとって推しとチェキ撮りたいっていうのと虹を渡ってみたいっていうのはほぼ同じくらいファンタジーなんです。そういう推しだとわかってオタクやっているのだから当然のことと受け入れなくてはなりませんが、まさに雲の上の推しと質問という形で会話をしてしまうなんてショッキング過ぎる。免疫が無い。

一度、別の現場にシークレットゲスト的立ち位置で来ていた推しに出くわしたことはあったのですが、その時は他担に面白がられて、なんだかんだ担がれてちょっとだけお話した。きっと声小さ過ぎ&呂律回らな過ぎで言ったこと99%伝わってないと思います。苦いんだか甘酸っぱいんだかな思い出。他担が先輩に告りたい女子の背中押す系クラスメイトに見えたよ……

 

余談はさておき質問するかしないか葛藤し続けて、じゃあ諦めるのかと思った時、次いつ見られるのかわからないなら今訊くしかないんじゃないかと腹が決まりました。

手を挙げて、アシスタントさんがマイクを持ってきてくれて、いっぱいいっぱいになりながら作品が素晴らしかったこと、推しのファンであることを伝えました。推しはほとんど本編に絡んでいないようなつまらなくてくだらない質問にすごく優しく丁寧に答えてくれてファンですと言ったら「嬉しいです」と返してくれて「この人を推していて良かった」と心から思いました。

ここでコーナーが終了。お時間が来てしまいました。滑り込みでした。

 

終わってから同担が「質問してたね~」と構ってくれたので、自分は本当に推しに質問したんだ…と胸に刻まれるようでした。

思い返すと自分が訊いたことは稚拙で酷いものでした。これも苦い思い出になってしまうなら、やっぱり諦めていた方が良かったのではないかな……と、どうしてもマイナス思考に陥ってしまいます。推しの居る世界は完璧で、その世界に私が干渉することは聖域を汚すようで憚られます。それなのになぜ接触を羨ましがったりするのでしょうか。よくわかりません。

 

とにかく推しにしどろもどろになりながらも質問できたから良かったんですが、後半に続きます。